RYOKAN PLUMは2021年12月にリニューアルオープンしました。
元々しっかりした作りと、細かい意匠があるとても素敵な建物でした。
ただ、このよさをより多くの人に伝えたいと思ったときに、
今の価値観にアップデートした形にした方がいいと思い大規模にリニューアルしました。
今回はどんな表現をしたくてこの形になったのかをお伝えしたいです。
歴史を想像できる場所にしたかった
RYOKAN PLUMは築101年(1922年築)の建物です。
1世紀というと、想像が難しい長さですよね。
言葉で言われても想像が難しいので、館内で感じてもらえるように工夫しました。
備え付けの金庫をあえて置きっぱなしにしたり、
建物の歴史が書いてある本を設置したり(建物の大家さん、相原興業様の社史を特別におかしてもらってます!)、
家具や照明もあえてヴィンテージにすることで、当時を雰囲気を感じてもらえるような仕掛けをしたり。
まだ飾れていないのですが、70年前に建物のオーナーがとられた写真が残ってるので、
館内に飾りたいと思っています。(興味のある方には既にお見せしてます。)
木の建具などはその当時と全く変わってないのは驚きです!
あとは、日本らしさを表現した場所にしました。
日本らしさと一言で言っても、いろんならしさがあると思います。
私自身が一番日本らしいと思う価値観は、ごちゃ混ぜなところです。
世界から新しいものを取り入れごちゃ混ぜにし新しいものにする文化。
古いものを大切にしつつ、最新のものも取り入れる。
そうすることで新しいものが生まれる。
世界の人は日本のことをそういうふうに見てるのではないかと思います。
私自身もそう言った文化が好きですし、外国の方にもそう言った部分を見てほしいと思っています。
具体的にはRYOKAN PLUMのリニューアルでは、
日本の伝統的な建築の中に、世界の家具や照明、また現代のアートなどを取り入れました。
古くも新しいものができたのではないかと思います。
今後は小田原やこの周辺地域らしさをもっと表現していきたいと思っています。
この地域、この建物でしか表現できないものに価値があると思います。
今後も変わらずそれを表現できる施設にしていきたいと思います。
今後もリニューアル時のことや、RYOKAN PLUMに関して書いていいきたと思います!
代表 梅宮勇人